MECEとは

MECEとは
ポーチの中身もMECE

MECEと書いて、ミーシー(ミッシー)と読む。「Mutually(互いに) Exclusive(重複せず), Collectively(まとまりが、全体が ) Exhaustive(ダブる事ない)」の頭文字を取って、MECE。Wikipediaで調べると以下のように書いてある。

「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉である

Wikipediaより抜粋:https://ja.wikipedia.org/wiki/MECE

一気に難しく感じるが、要はロジカルシンキング考え方で、「漏れなくダブりなく。」である。例えば、日本人口は1億2355万人(総務省統計局人口推計(令和2年(2020年)2月確定値より)。これを年代別に分解してみるしてみる。「10代未満/10代/20代/30代/40代/50代/60代/70代/80代/90代/100代」となる。見ての通り重複もなく、漏れもなくMECEになっている。

他にも、とあるECサイトの売り上げをMECEで考えた場合場合、「アクセス数×購入率×客単価」と分解してから四則演算すると売り上げになる。

もしこのサイトの売り上げを伸ばしたいと思った時に、アクセス数を上げたければ露出をもっと増やしてみたり、購入率を上げたければユーザーが購入したいと思うベネフィットを訴求したり、客単価を上げたければ高額な商品へ誘導したり。どこを改善するべきかを、全体を一度分解しどの要素を改善するかを考えるといった感じである。

ただ、これは分かりやすくするために書いているため、実際に分解して改善するのはそんなに簡単な事ではない。

今回は分かりやすく四則演算の表にして要素を分解してみたが、売り上げに関わる要素をもっと多く、これを漏れなくダブりなく全て出すのは、なかなか難しい。以前マーケティングセミナーで要素を20個出せと言われて私は10個くらいしか出せなかった(涙)

また、四則演算では表せない場合もある。企画提案をする際に、機能面、価格面だけではなく、ユーザーの心理面など全ての要素を出し尽くさなければならない。この部分についは次回にしようと思う。何故ならこれを今ここに書くと、初めてMECEという用語に触れる人は混乱し超絶分かりにくくなることが必至だからだ。それは私の説明力のなさが故である。

因みに、MECEはマーケティングとして物事を整理するために、かなり初めの段階で習う用語なので、普段からMECEは意識しておくとよい。

PS.私のポーチの中身は、「マスカラ・ファンデーション・リップ・ケチャップ」と漏れなくダブりなく入っている。なんの話や。

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